【第31号ホームラン】2021年7月4日（日本時間5日）
ボルティモア・オリオールズ戦
投手：トム・エシェルマン （背番号 73）
2点リードの3回1死、エシェルマンのスライダーを捉え、中越えに運んだ。打球速度は112.5マイル（約181キロ）、角度31度、飛距離459フィート（約140メートル）。
特大の1発は通算78本塁打の中で2番目の飛距離だった。2004年に松井秀喜（ヤンキース）がマークした31本塁打に開幕83試合で到達。
直近10試合で8本の量産体制に実況席は「ほっほ〜」と笑うしかなく、観客席で赤いエンジェルスのシャツを着た少女が絶叫して飛び跳ねる映像が注目されたのがメモリアルな31号でした。
【第32号ホームラン】2021年7月7日（日本時間8日）
ボストン・レッドソックス戦
投手：エデュアルド・ロドリゲス （背番号 57）
5回無死で迎えた第3打席。大谷はこの打席の3球目に右脚、5球目に左脚と2度の自打球を左受けて「ウォー！」と絶叫。打席に戻り6球目はファールの後の7球目に左腕ロドリゲスの内角チェンジアップをとらえて、右翼スタンド中段付近へと勝ち越しの32号ソロを突き刺した。両脚を痛めたからゆっくりとダイヤモンドを回るためにホームランを打ったとの声も上がった。
日本人最多のシーズン32号本塁打。2004年に松井秀喜（ヤンキース）がマークした31本を抜き、日本人野手の最多記録を更新しました。さらにオールスター前に32ホームラン、12盗塁以上は史上初の快挙となりました。
【第33号ホームラン】2021年7月9日（日本時間10日）
シアトル・マリナーズ戦
投手：マルコ・ゴンザレス （背番号 7）
3回の第2打席でライトスタンド最上段へ飛び込む約141.1メートルの特大ソロホームラン。左腕ゴンザレスが投じた高めシンカーを大谷が完璧にとらえました。
打球速度は約116.5マイルで約187.5キロをマークし、今季4本目の初速116マイル超えの一発。打球速度116.5マイルはマリナーズ本拠地で史上最速弾。MLB 公式データによるとこの4本目は今季メジャー最多となりました。
【第34号ホームラン】2021年7月18日（日本時間19日）
シアトル・マリナーズ戦
投手：ポール・シーウォルド （背番号 37）
9回2死三塁、5番手の右腕シーウォルドの内角低めスライダーをとらえ、右中間スタンドへ運んだ。前半戦の終盤、9日のマリナーズ戦以来、5試合ぶりの1発。後半戦初アーチの打球速度は107.3マイル（約173キロ）、角度25度、飛距離は419フィート（約128メートル）でした。
前日のマリナーズ戦では岩手・花巻東高の先輩、菊池雄星投手と対戦し、3打数無安打2三振。また、第2打席から第5打席まで4打席連続三振を喫し、メジャーで2度目の1試合4三振を記録しました。4打席連続は大谷自身初。後半戦2試合で10打数1安打。この日も第1打席で空振り三振を喫し、前日から5打席連続三振となったが、第4打席で内野安打をマークし、第5打席で本塁打を放ち復調の兆しがみえました。
【第35号ホームラン】2021年7月25日（日本時間26日）
ミネソタ・ツインズ戦
投手：ダニエル・コローン（背番号 53）
2対2の同点で迎えた3打席は6回1死の場面、左腕コローンの真ん中に入ったスライダーをとらえて右翼席へ突き刺す勝ち越しの35号ソロを放ちました。打球速度112.6マイル（約181.2キロ）の弾丸ライナーはこの試合の決勝弾になりました。
不振のように言われていますが、ホームランは出場5試合ぶりで、マルチヒットは2試合連続今季28度目。周囲の期待が高すぎるがあまりの「不振扱い」です。本塁打王争いでは2位のウラジミール・ゲレーロJr.（ブルージェイズ）に3本差となりました。
MLB公式Twitterでは、大谷が豪快なスイングの後、打球の行方を見上げてゆっくりと走り出すのスロー映像を公開していました。めちゃめちゃカッコイイので、第35号はこちらのリンクを貼っておきます。
