エンゼルスの大谷翔平選手の活躍で、大リーグへの関心が高まっている昨今。「Major League Baseball」の略称である「MLB」を「MBL」と勘違いしている人が一定数いるようです。実は、私も単純なタイプミスですが、「MBL」と打っていた箇所が記事にあって修正したところです。
ちなみにYahoo!で「MBL」を検索すると…
「mbl 速報」「mbl ホームランランキング」「mbl 中継」などの検索についてガイドが表示されました。
「MBL」の検索結果1位は、当然ながら株式会社医学生物学研究所(MEDICAL & BIOLOGICAL LABORATORIES CO., LTD.)、通称「MBL」。
もともとは上場企業で、現在は、JSR株式会社の100%子会社となっている企業です。
にもかかわらず、「MBL」の検索で大リーグの「MLB」へ誘導するお手伝いが表示されます。
これは「日本のおもてなし文化」なんでしょうか? Yahoo!はとても親切です。
では、このYahoo!の親切に甘えて「mbl 速報」をクリックするとどうなるのか? 気になってクリック!
今度は、「mlb 速報ではありませんか?」と表示されたものの、100万件を超える検索結果がでました。さらにABEMAの広告までもが「mbl」に対応していて驚きです。
それでは、Googleで検索したらどうなるのか?
早速、「MBL」で検索してみると…
Yahoo!のような 「mbl 速報」「mbl ホームランランキング」などの検索のガイドは表示されませんでした。
ちなみに、かつてのYahoo!は、独自の検索システム「YST(Yahoo! Search Technology)」を運用していました。
子会社のオーバーチュアでは、Yahoo!Japan、MSN、infoseekなどと提携し、日本国内ユーザーの約87%にリーチできる検索連動型広告を運用するなど圧倒的なシェアだったのですが… 現在はGoogleエンジンに移行しています。
ならば、Googleで 「mbl 速報」 を検索するとどうなるのか?
次の検索結果を表示しています: mlb 速報
元の検索キーワード: mbl 速報
Google様、流石です。「mlb 速報ではありませんか?」 とは表示せずに、さらっと「mlb 速報」の検索結果を表示して、「元の検索キーワード」という機械的で嫌味のないご対応。
リオ五輪で金メダルをとった大野将平(旭化成)が東京オリンピックで2大会連続となる金メダルを獲得しました。日本の男子柔道界で五輪連覇したのは斉藤仁、野村忠宏、内柴正人に続いて4人目の快挙だそうです。
流石に、Yahoo!で「大野将平」を検索して、「大谷翔平 ではありませんか?」はないでしょうね。