カスタマーレビュー
おすすめ度:
どこに書こうかと・・・ 
(2008-12-16)
これ、文句なし、なんじゃないですかね。
レンタルですべて見たのですが、一気に最後まで。
自分的には、なんたら賞だなんだの、
年度とか関係なしに、最上位にあげられる作品だと思います。
原作も読んだことないですし、一回こっきり流して見てしまったのですが
映像作品としての位置づけとしては、
自分の中では、思い出に残る?みたいな感じになってます。
ボックスとか関係なしに?一枚ずつでもいいから
とりあえず持っとけば?みたいな、とこ。まあとにかく、音がいい。
良作に間違いない 
(2008-04-03)
江戸と明治のはざまの話、『蟲』と呼ばれる生き物が存在した。
『蟲』とは、自然の精でも、霊でも妖でもなく、生命そのものであり、時に人にとりつき、不可思議な現象を引き起こした。
蟲の命の源を探り、人と蟲との間に立つ者を『蟲師』と呼ぶ。
主人公、『ギンコ』は蟲師である。
原作付きアニメ作品として、原作の魅力を相乗的に引き立たせてみせたのが、この作品である。
どう例えていいか難しい話の内容だが、言うなれば、
『ただまっさらな気持ちで、自然の産み出す生命の奔流が移り行くさまを、心の捉えるまま、流れ往くままに、美しさ、優しさ、儚さ、厳しさを、主人公ギンコと共に感じ取るアニメ』
こう言えばいいだろうか。
幻想的な『蟲』たちが、見る者の気持ちを昂らせるでもなく、落ち着かせるでもなく、ただそこに存在し、生命そのものの輝きを放つ、神秘に満ち満ちたその美しさ。
その事象をギンコと共に見届ける事は、一見退屈かのようであるが、何ともいえない充足感を与えてくれる。
不快さは無い、本当に不思議な気持ちになる話。
至る所にCGを使用しているが、蟲たちの神秘性を表現するのに、大きく役立っている。
人が作り出した技術が、これ程までに超自然的な美を発現できた例は、稀であると云わざるを得ない。
それ程に美しい。
このBOXは、初見ならば、買って損は無いと言える。
私自身、物凄く欲しい気持ちにさせられるのだが、ただ、あまり間を空けずにブルーレイで発売される可能性があるので、迂闊に手を出せないのが正直な本音である。
昔のセルアニメならともかく、デジタルハイビジョン製作のアニメなら、ましてや、映像美がひとつのウリである本作なら尚の事、DVDとブルーレイでは明確な差が見て取れる気がする。
購入するか、かなり悩むところだ。
待てない、今欲しいという方は、今買うのが得策だろう。
待てる方は、じっと我慢の時。
私はじっと耐えることにする。
ともあれ、『視聴する事は、絶対に損はない』という事ははっきり述べておきたい。
現在最高峰の美麗芸術作品、祝BOX発売 
(2008-03-29)
当作品について映像特典にて監督自らこれ以上のクオリティーの作品は当分でないだろうと明言されておりますが、それがなんら誇張でも自賛でもないことは一度でもこの作品を見た人間は認めざるをえないでしょう。特に1話だけではなく全26話にわたって微塵もその超クオリティが維持されたこと、それがどれだけ奇跡的なことかは、これだけアニメ作品が多く流通する中で燦然と輝いております。
特に背景や色設計について、ジブリをもってして劇場作品でなければ実現できないようなレベル、いやそれ以上のものを表現しえたこと、BOX化によってより手をだしやすくなったこともあるので是非ともアニメに親しんでいない人であってもお手許にと願わざるをえません。
作中で描かれる厳かで深遠に描かれる山々、農村、そしてどこまでも蒼い海、このような風景こそが日本人の原(心象)風景なのだろうと思います。どこにもないかもしれないが、心のどころかであったと信じる日本について、茫漠とした想いではなく明示化されているのではないかとそんなことも考えさせられます。
人と蟲は映し鏡のように 
(2008-02-21)
物語ではいくつかのカタストロフィーがあり、その中でちょっとした共通点を感じたことがあります。
蟲の影響によって何かを失った話は大概が蟲の存在に負い目を感じていたり、否定的だったり、害意のある存在とみてしまっていること。
ギンコは蟲を「ただ影響を及ぼす存在」と述べているが、蟲側がただ一方的に影響を振り撒いているわけではなく、宿主の心境によって影響を増減させたり、去来させるものであり、場合によっては白くも黒くも変化する。
蟲の影響が良くも悪くも変化するというのは、蟲を受け入れるか受け入れないかによる所ではないだろうか。
蟲によって幸福を得た者もいるが、悲劇的な話の殺伐とした流れの沿線には、人の後ろめたさや負い目が蟲の悪い影響の助長を呼んでいるようにもみえる。
そう考えると人も蟲も心を通わせているのではないだろうか。
中には人の心の間隙を狙い、何をしても宿主にとって悪い影響しか残さない異形の蟲も存在するが、宿主や関わった者たちを救える話はいくつかあった。
「大切な物を失った時の悲しみ」よりも、蟲の影響によって心を摩滅させ、傷を負い「良心を喪失した者の悲しみ」をこの「蟲師」を通して見て、私は幾度となく涙した。
そんな中でも蟲師ギンコは達観としていて蟲を受け入れることで、共存を前提とした話を進めることは多い。
彼自身の生い立ちがそうさせるのか、そうさせたのかは定かではないけど、ギンコは蟲に対して同じ視野で見て推し量り、中庸の精神で解決策・善後策を考慮している姿がある。
そんな第三の目で刮目し大局を見るギンコの姿に「人間以上の愛情」を感じてしまう。
「蟲には罪などない、互いにただその生を遂行しただけだ」
心に沁みる一言だ。
もうDVD-BOX化に違和感 
(2008-01-21)
そろそろBDに切り替わってもいいのではないかというタイミングで、
そこそこ面白かった作品が軒並みDVD-BOX化。メーカー側に嫌らしさを感じてしまいます。
というか裏で何かあるのではないのかとさえ思ってしまいます。
つまり言いたいことは、半年前に通常版で全巻そろえた金額はこのBOXの倍しました。
差額分を返してください。
蟲師という作品自体は大変面白くてお勧めです。
派手なアクションシーンなどはありませんが、しっかりとした作画、美術、撮影処理等レベルが高く、
作品作りの姿勢として好感が持てます。