カスタマーレビュー
おすすめ度:
忘れられない一作 
(2008-09-18)
最後の、くま子の働くお店に、弁護士扮する岩下氏が訪ねていき、崩れた感じのくま子が、「あたしはこうやって一生男たらして生きていくわよ!!」(でしたっけ?) 忘れられないシーン!! 2度観て、すっかり全部覚えたわすれられない作品。あの中学生も良くかんがえたら、名演技でしたね。
感慨 
(2008-08-23)
桃井かおり30歳の25年前の作品。
今活躍している30歳の女優(男優も)を思い浮かべてみますに。。。
桃井かおりという女優はスゴイと絶句します。
「悪女・毒婦を演じる」という単に演技力ならテクニカルに処理できると思うのですが彼女自身の情念というのか何というのか説明できないのですが(どなたか代弁してください)。。。
彼女の観てはいけないモノが映像化されている様な印象を受けます。
リメイクして他の女優が演じても桃井かおり版を超える評価を得る事は難しいのではないかと思います。
清張の日常の傍らにひそむ犯罪性の描出の傑作 
(2007-11-11)
夜の富山港で一台の夫婦を乗せた車が海に突っ込む。妻(桃井かおり)のみ生き残るが、
この妻「鬼塚球磨子」が前科4犯のどこをとっても怪しすぎる性悪女の後妻。
事故後、夫に多額の保険金がかけられていることが分かり、状況証拠を基にマスコミが
煽って騒ぎ立てて総叩き…。
推理小説としても、この頃はまだ珍しい法廷サスペンスとしても充分楽しめます。
たまーに深夜枠などで放映してますが、DVDを強くお勧めします。
桃井かおりの衝動的ながらも純粋さを併せ持つ毒婦ぶりが秀逸ですが、他にも若かりし名優が
随所に出てきています。劇中の球磨子の放言暴言が妙な爽快感を見るものに与え、
コアなファンから息の長い支持を得ている作品です。
松本清張お得意の、社会で誰もが簡単に遭遇し陥れられうる「身近な生活感溢れる恐怖」を
ゾッと感じさせられます。
役者魂 
(2007-08-12)
岩下志麻さんの弁護士、桃井かおりさんの悪女。
どちらも火花バチバチの演技で凄みがかかっていたのですが、、私は新聞記者役を演じられていた柄本明さんにもすごい迫力を感じました。(岩下さん、桃井さんときっと現場はすごいテンションになっていたんでしょうね)
それぞれの役者さんが、役を通して自分の個性を発揮していたと思います。
この役者魂は、言葉でどう表現しても映画を見て頂かないことには伝わらないと思います。
すごい映画です。私のベスト映画に入ります。ぜひご覧になって下さい。
絶妙なキャスティングが魅力 
(2007-05-27)
レビューを読むと、とにかく賞賛の嵐だけど、そんなに優れた作品だろうか?
手紙を燃やす伏線があからさまだし、鹿賀丈史の偽証も無理やりで、謎解きの醍醐味に欠けるし、「お水=したたか」「ボンボン=世間知らず」など、登場人物のキャラクターが類型的で、ドラマとしての深みもイマイチ。
無駄を省いた演出でテンポ良く進む、手堅い作りではあるんだけど。
まぁこの作品の主題は「あばずれ毒婦 VS 冷血キャリアウーマン」の心理劇だから、ミステリーはむしろ添え物なのかも。
設定はベタなほうが、濃いキャラクターが生きるわけだし。
実際、キャスティングもコテコテ。
「毒婦=桃井かおり」「弁護士=岩下志麻」という時点で、勝利確定。
ハマリ役の二人が、嫌な女っぷりを存分に表現する様子は、水を得た魚の如く。
水と油がぶつかり合うガチンコ勝負も、観客のアドレナリンが刺激されること受けあい。
この手のバトルが大好きな人にとっては、そりゃ金字塔にもなろうて。
山田五十鈴・柄本明などの脇役も好演だし、キャスティングは本当に見事。
平板な内容でも、キャスティングが絶妙だと、魅力が何倍にも膨らむという好例。