カスタマーレビュー
おすすめ度:
アメリカ人が書いたにしては良かったと思う。 
(2007-07-31)
I must say many factual parts were thoroughly researched, and the author succeeded in portraying a life of geisha who survived in the early 20th century though I doubt its value as historical reference. Overall, the story is entertaining and enjoyable even to Japanese. I was very impressed by how well the author described beautiful kimonos and how Japanese people behave.
However, as a native of Japan, I found some awkward descriptions here and there. I found it hard to believe that so much use of poetic metaphors from someone like Sayuri, a geisha. My guess is that the author elaborated most metaphor parts based on the facts in order to make the story more romantic. Some elaboration was O.K., but the author did too much of it and made the story less realistic. The author attempted to convince readers that all geisha are not prostitutes by explaining that there are classes of geisha ranging from lower class prostitutes to higher class successful geisha who had privilege of luxury and more freedom supported by their “Danna”. It was nice of the author that he makes efforts to correct many foreigners’ “misconceptions” about geisha to protect their dignity, but his novel failed to do it. Why “mizuage” was involved in exchange of money and the geisha’s feelings are the least of concerns? Owned by “Danna”, whom the geisya does not necessarily love, provided main source of income from him that allows luxurious life in exchange of her sexuality is no different from a definition of prostitute. Since it is a fictional story, I should not expect too much accuracy and understanding of Japanese from an American after all.
読み物としてはかなり楽しめました。比喩表現が仰々しいのでしらけてしまうのですが、着物をどのように英語で表現するか、という点ではとても上手に書かれていましたし、女の園の密やかな戦いはリアリティがありました。
歴史的な史実や芸者の風俗習慣もよく調べたようで、芸者の栄枯盛衰のさまは良く描かれていました。映画ほどの逸脱はなかった、という印象でしたが、抒情詩的な表現は著者のファンタジーによる誇張や歪曲がかなりある感は否めません。
日本人にとっても、面白い歴史小説として読めると思います。抒情詩的な英語表現には戸惑うかもしれませんが、全体的には平易な英語で書かれています。日本人の話ですし、話の展開が上手なので、初めての洋書としても読みやすいかもしれません。
あしながおじさん芸者版 
(2006-10-06)
とてもアメリカ人男性が書いたものとは思えないです。
非常によく調査されている上,素晴らしい筆致。
サユリの故郷であるヨロイドの貧しく灰色がかった風景や
祇園のきらびやかな情景が
違和感なく頭の中に浮かび上がります。
サユリの人生についてもとても細かく描かれており,
最後まで飽きることがありませんでした。
というわけで,★5つです。
ただ,物足りなさもありました。
サユリを含めて,人の気持ちの描写がややきめ細かさに欠けるし,
サユリの性格が日本人女性にしては,ちょっとドラスティックな感じがしました。
ノブから愛情を注がれながらも徹底的に避けようとするのは,
要するに,その醜い容貌に生理的嫌悪を覚えているのでしょうか?
ノブを避けるため,時に手段を選ばない態度には,少し引いてしまいます。
どうしても会長が好き,というのも,はるか昔のハンカチのエピソードにばかり寄りかかっていて,その後の会長の印象が薄く,
なぜそんなにサユリが愛情を持続しているのか伝わりにくいです。
読み終わってみれば,足長おじさん?とも思うのですが,
この点についても,えええ?そうだったの? という唐突さを感じました。
でも,この作品は,
そのような欠点(というほどでもありませんが)を凌駕するほど
外面描写が精緻であり,波瀾万丈な女性の一代記がお好きな方は絶対楽しめると思います。
芸者の純愛 
(2006-07-26)
なぜか分からず突然親と引き離され、田舎の漁村から京都に姉サツと連れてこられたチヨ。
ハツモモに意地悪され、芸者にさえなれそうもなくなった時
マメハに救われ芸者の修行が始まる。どうすれば男を魅了するか
学びながら成長を続ける(チヨ改め)サユリ。その不思議な魅惑的な目が女性を絶対に
好きにならないノブを魅了する。戦争で片腕を失い
顔もケロイド状になった醜いノブだが、岩村電気を倒産の危機から
救った男である。会長はそのためサユリへの愛をひた隠す。
一方サユリは少女の時に橋のたもとで親切にしてもらった事が
忘れられずに、会長に愛されるために辛苦に耐えついに一流の
芸者となる。ノブからの愛を避けるために、想ってもいない旦那(パトロン)に
ついたが、終戦となり旦那と別れノブに救われる。再びノブが旦那になろうと
するが、一計を労し潔癖なノブの愛情は冷める。ついに会長から愛が。。。
感動の結末は映画の方がリアルであった。だがよくここまで日本人でない
作者が克明に芸者の生涯を描いたと感銘する。
良かった!映画観たい!でも世界が壊されないか不安。 
(2005-08-21)
かの渡辺謙の次回出演作との事で、先物買い的に。いわゆる花柳小説というものらしく、昭和初期の祇園が舞台。寒村から身売りされた娘が祇園を代表する舞妓・芸妓に育っていく...という、一種のサクセスストーリー(あちらの言葉では「building roman」というらしいです)の底流に恋愛小説的なテーマが流れていてですね。
元・芸妓さんの回顧録形式の小説で、あくまでも作り物。原作はアメリカ人。翻訳ではうまく京言葉になっていますが、英語では京言葉なんて表現出来ないよねぇ。祇園独特の道具なんかも、漢字ならニュアンスが分かる所だけど、アルファベットだと注釈でも入れないと分からないだろうし。苦労したんじゃないかなぁ、と思うのですが。ベストセラー小説の映画化みたいですけど、全編字幕になるぞ英語圏では。大丈夫なのか?
いやぁしかし、「女の世界」ですね。金スマもびっくり(苦笑)出だしのもの凄く暗い雰囲気で挫折せずに乗り越えた者にのみ与えられる最後のお楽しみは、素晴らしかったです。良かった! 映画観たい!でも世界が壊されないか不安。
すばらしい!! 
(2005-01-16)
アメリカ人の男性が書いたとは思えない!!以前違う方の舞子、芸子としての生涯を書かれた本(今でも本を出したりしてご活躍中のかたですが)を読みましたが、自慢話ばっかりでおもしろくなかった。。けど、この本は素直に、京言葉の優しさが伝わってきました。ほんとに、さゆりさんが、目の前でしゃべっているかのような臨場感!!!ほんとにおすすめです!!