カスタマーレビュー
おすすめ度:
うーん、消化不良 
(2009-01-05)
読んだ感想をと、思えば思うほど、「うーん」と唸ってしまいたくなる。
オチが急展開すぎて、テクニックというより、「何で?」と思ってしまうところが多々ある。オチが分かって読み戻ってみても伏線らしき表現が乏しく、「こういう設定でした」と説明するようなオチでなんともかんとも。
各短編をちょっとずつ絡めようとしているようだが、かすってるだけで終わってしまった感がある。
どうも消化不良な感じ。もっと練ったらものすごく良くなりそうなんだが。
本職が作家でない人が書いた割には、、、と言ったところか。
あまり期待していなかったのですが 
(2009-01-02)
読んでみると、とっても面白く一気に読んでしまいました。
一話ずつ登場人物が微妙に絡んでいくところなんかよく考えているなあと感心してしまいました。
中高生向け 
(2008-12-31)
単なる短編の集まりと思いきや、実はすべて同じ世界の出来事としてつながっているという構成はなかなか面白い。但し、登場人物の薄っぺらい人格設定をはじめとした物語としての底の浅さがはっきり見えているので、対象年齢はかなり低くなる。社会人が読んでも時間の無駄だ。
映画は面白くなかったって 
(2008-10-16)
各チャプター独立型のオムニバス短編集ではあるが、登場人物たちがそれぞれつながっている練られた構成は、お笑いピン芸人が初めて書いたとは思えない完成度の高さにびっくりさせられる。さもゴーストライターが書いたような噂を立てられないように、もうちっと内容を稚拙にした方がよかったんではないのといらん心配をしてしまったほど。『ホームレス中学生』といい“芸人”と“貧乏”は切っても切れない関係にあるようで、本書に出てくる登場人物はダレもカレもが貧乏で孤独なペシミスト。そんな人生の負け組たちが繰り広げる、あきれてしまうほど情けないエピソードがつづってある。
ホームレスに憧れるサラリーマン、売れないアイドルのオッカケ、ギャンブル依存の借金王・・・。ゴールのないラットレースで走り続けるギラついたアニマル人間とは違って、本書の登場人物たちはまるでブラックホールに吸い込まれるように人生の不幸へと落ちていく。あまりにも無防備なその様がこっけいにうつるのは、「世の中すべてまやかしさ」などとこれっぽっちも疑っていない、ある意味人生前向きな?落武者ぶりがパラドックスに描かれているからに相違ない。
元アイドルのみゃあ子が麻薬常習の大物俳優にボコボコにされながらも「平気ドロー」と叫ぶとき、読者は思わす声をあげて笑ってしまうのかもしれないが、ふと自分に置き換えてみると妙にせつなさがこみあげてくる。確率論からいえば世間の人々のほとんどが負け組なわけで、精神構造的には本書の登場人物たちとあまりちがわないはず。劇団ひとりのオタッキーな自虐ネタが、ハルキムラカミの小説以上にその負け組の心を癒してくれたとしても何ら不思議ではないのである。
作家として評価して星3つ 
(2008-10-10)
この本の評価が難しいのは、
プロ作家が書いたものとして評価するのか、
お笑い芸人が書いたものとして評価するのかというところに尽きるだろう。
高評価をしている方々は、おおむねお笑い芸人が書いたものを評価しているような気がする。
それらの人々の中には、「お笑い芸人にしては・・・」という、無意識のうちにお笑い芸人を自分より低く位置づけている方が多いように思う。
まぁ、お笑い芸人にとっては、低く見られてナンボ、それこそ低く見られるほうが
「おいしい」のかもしれない。
さて、この本の評価だが、
正直私の名前で出版社に持ち込みや新人賞に応募しても相手にされないだろうと思う。
その程度の出来である。
ただ、後々精進すれば大化けするかもというところがたまに出てくる。
そこを買って星3つとした。
もちろんこの評価には、お笑い芸人云々ということは一切関係がない。
作家劇団ひとりの現時点での評価である。
そして、この評価は、新人としては、高評価である。