好き、だからこそ
小手鞠 るい 新潮社

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価格:¥ 1,365
発売日:2007-06 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
あまりにもドラマティック過ぎかも 
(2008-01-06)
この作家の作品はあまりに現実離れしていて、だんだん感情移入出来なくなりました。最後の話なんて、絶対ありえないような偶然の出会いだし。同性愛の話も唐突すぎる。でもまあやっぱり一気に読んでしまいました。
忘れなくてもいい 
(2007-08-26)
この小説には、
いくつもの歌に込めて主人公たちの気持ちがつづられています。
そのなかには出てこないのですが、
私は、竹内まりやの「駅」という歌を思い出しました。
この歌は、
「駅で、見覚えのあるレインコートの男性を見かけた」
という一節からはじまります。
そして、その一瞬の出来事に呼び覚まされた「感情」が、
いかに自分の心に残って離れないか、
ということが歌われています。
別れた人に似た人を見かけて、
「はっ」とするのは誰にでもあることだと思いますが、
それを歌詞にしたところに、
この歌が多くの人に歌われている理由の一つがあると思います。
この『好き、だからこそ』も、
「駅」と同じように、
おそらく誰にでも思い当たる「感情」を、
丹念に描いています。
冒頭、
電車のなかで主人公が、
乗っているはずのない人のことを
捜してしまうシーンなどは、
まさにそれに当たるでしょう。
ほれたはれた、もいいけれど、
感情の深いところで、
自分にも他人にも、
「忘れられない人がいる」、
ということを認めてあげるのもいいもんだと
思いました。
『忘れられない人』がいる人に。 
(2007-07-10)
人を愛することの切なさ、苦しさ、愛おしさが胸に痛いほど響く本です。
今、まさに忘れられない人がいる人に読んでほしい。
私も心に秘めてずっと忘れられない人がいます。
忘れたほうがいいのか、でも忘れられない、と悩んでいる人はこの本の登場人物に
感情移入できると思います。
心が痛くなるくらいの愛する気持ち、味わってみてください。
連作の形が切なさを増す 
(2007-06-28)
五感に訴える感覚的な描写は見事の一言です。静かな愛も、激しいラブシーンも、どちらもとても切なく描かれていて、胸に迫りました。一つ一つの作品の登場人物達がスピンオフして、他の作品にからんでいく形も連作小説として、うまく構成されていると思いました。他の作品で語られなかった部分が、別の作品で描かれていくので、作品と作品がからむことにより、切なさも、倍増していくます。ただ、ラストの「あなたへと続く道」は、連作小説として、まとめようとしすぎているのではないでしょうか。偶然的要素に思いっきり頼りすぎていて、少し残念に思いました。ということで、★がマイナス一個です。